再浮上した業務核都市構想 3
国鉄が解体したことは、貨物駅とか操車場という国鉄の遊休資産を土地市場に出して処分し、その金を国鉄が抱えている負債の一部にあてることを意味しています。
たとえば大宮でいえば、大宮の操車場は生産事業団の土地なので売らなければならないということになります。
一方で、港湾機能が20年くらい前から大きく変わってきました。
それまでは、ばら積みで原材料を運ぶことを主体にした貨物船が、横浜港や千葉港、東京港にたくさん出入りしていました。
しかし日本のニ次産業自体が高度化してくると、コンテナによる輸送が増えてきたのです。
そこでコンテナヤードをきちんとつくることが必要になってきました。
原材料の積み卸しに必要だった古い埠頭は役に立たなくなってきます。
貨物自体の内容が変わり、港の機能を単に取扱トン数だけでは議論できなくなりました。
電機製品や機械製品、食料品といった付加価値の高い貨物を受け入れたり送り出すためには、トラックが自由に走りまわれる奥行きの深いコンテナ埠頭が必要になってきます。
細長い櫛型の従来の港では貨物を取り扱えなくなってきました。
そこで新しい港をつくらなければならなくなったのです。