階層なき学歴社会 3

アメリカの社会は実力主義、メリットクラシーの社会だといわれます。


しかし、これは学歴が意味を持たないということではありません。


逆に日本以上に学歴が重要な社会だということは、ベッカーの説でもうかがわれます。


たとえば日本では、大卒男子は一流大卒も三流大卒も、同じ会社の新入社員なら全員同じ給料です。


しかし、アメリカなどでは、ハーバードのような一流大学卒業者と地方の州立大学などの卒業者は初任給から違います。


時には、同じ学校卒業者でも成績によって異るのです。


これは日本と違って、定期採用をしない会社が多く、あるポストにつく能力のある人をそのつど採用するためでもありますが。


日本は逆に、大学さえ出ていれば同じ資格です。


一流大学卒が昇進に有利とはいわれても、少なくともはじめは特別扱いはされません。


まったく同じ初任給でスタートするのが普通ですが、アメリカでは卒業した大学や学部によって初任給が異るのです。

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